理事長挨拶

当法人は、2004年の創立以来、知的財産権およびその関連分野について、企業人や法曹の教育訓練、カンフェランスの開催、各種研究リポートの作成などを中心に業務を展開して参りました。この間日本は、特許権をはじめとする知的財産権の保護・活用するための施策を強力に推進し、知財の国際収支で大幅な黒字を記録するなど、「知財立国」に相応しい環境が整いつつあります。
 こうした状況を踏まえて、当法人も、これまで注力してきた啓蒙的・教育的な活動に加えて、内外の企業活動のニーズに的確に応えるサービスを提供できるよう、業務内容のポートフォリオを再検討し、次のような分野でのコンサルティング業務を強化することと致しました。
  ・営業秘密の防衛体制の構築
  ・ビッグデータを活用した新規ビジネスの立上げ
  ・国際的知的財産法制に関する政策提言
  ・地域創生のためのブランディング戦略

 当法人は微力ながらこうした使命を果たすべく全力を傾ける所存ですので、倍旧の御支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


理事長
安念 潤司

役員紹介

理事長  安念 潤司
理事   玉井 克哉
理事   津村 重彰

事業報告

平成26年度

今年度は、知的財産法に関する最先端の問題に関して一般の関心を喚起し、また企業などの実務家が深く問題を理解した上で対処できるようなさまざまな活動を行いました。また、情報知財分野や国際貿易協定関連の知財分野、さらにプライバシー法などの関連分野における政策提言活動を行いました。
台湾政府経済部主催の知的財産研修の日本における研修プログラムをマネジメントいたしました。また、知財領域の米国における最前線を紹介する特別セミナーを企業人に向けて少数で開催致しました。さらに、米国連邦巡回区控訴裁判所前長官や米国弁護士を講師としてお招きし、100名規模のカンファレンス・セミナーを実施致しました。
その他、企業から依頼を受けた調査報告書、意見書等の作成ならびに意見交換を行いました。